#大前提

「新たなサウナユーザーが増えておらず鈍化・減少傾向にある」※もしくはサウナ離れ

【日本のサウナ実態調査2024】愛好家はどこに行ったのか?Japan Sauna Survey 2024 | 日本サウナ総研のプレスリリース | 共同通信PRワイヤー

#証言

-温浴コンサルタントによる証言:「サウナ施設でのデータを見る限り軒並み鈍化傾向」 -施設運営者による証言:「東京の一等地でも新規客を確保するのが極めて難易度が高くなっている」 -高山の現場視察:「東京でも著名と思える新規サウナ施設でも、1時間あたりの滞在客数は10以下」

#対策 ①売上対策

To:県外の新規客 -おひとりさまサ旅ユーザーは地域にお金を落とさない傾向 -さらにおひとりさまは有名店の施設をいくつもハシゴする -狙うはサ旅のグループ貸切、単価と提供価値を尖らせる

To:地元のリピート客 -リピート客の割合総数を早々に見極める(1割?2割?3割以上?) -温浴に払う相場単価が低すぎる問題 -週1地元客に開放をして彼らにいかに口コミしてもらうか

②支出対策

For:サウナ事業 -ハードで縮小できるのはどこかを考える(サ室の稼働数、男女別浴室休止) -回転数よりも1人客当たりの単価アップを考える(飲食、グッズ、宿泊) -営業日数を週休2-3日や営業時間を短縮して、本業への還元稼働に充てる

For:本業(宿泊など) -サウナ事業の本質はサウナ単体で儲けるより、本業とのクロスセルで儲けるモデル -サウナ事業は若い人材の採用に寄与しやすいため、若い人材の本業転用と地域還元化に貢献 -(サウナがあることを前提に)本業の提供価値とビジネスモデルを再度見直す

For:ソフト -ウィスキングは当面スルーでOK(原価と提供者育成の問題、1人向けのシェフは毎回呼ばないよね的な) -アウフグースは大会を目指す必要はないが、プロアテンダーとして若者や新規客、地元交流のハブとして機能 -まだまだサウナと地域コンテンツのかけ合わせがどの地域も詰めが甘い。かけ合わせを考えるためには(ととのうの本質ではなく)サウナそのものの本質が何かを学ぶ必要あり。たとえばフィンランドにおけるサウナの本質は、サウナ×ビール、サウナ×コーヒー、サウナ×焚き火、サウナ×果物…

For:ハード -日本は水風呂のクオリティが十分なのに、水風呂ばかりに投資し、サ室を皆だれもケアしない問題 -日本のサ室の問題は「熱(ストーブ含む)」と「空気」、次いで「内装(清掃)」に依存する -集客のためにサ室の外観内観への投資は不要、適切な投資とケアで十分 ※フィンランドにはその基盤がある

Amazon.co.jp: フィンランドサウナ設計の教科書 : ラッシ ・ リッカネン, Gavan Smith, Mikesch Muecke, Seiju Takayama, Keiichi Kitagawa: Japanese Books

#勝ちパターンを見極める ①(噂ではなく本当に)集客がうまくいっている地方のサウナ ※古くからある大型温浴施設やThe Saunaみたいな施設は除外

▽地方都市型スモールサウナ 新岐阜サウナ 毎日サウナ KIWAMI

▽郊外貸切型スモールサウナ 稲積鍾乳洞 七時雨山荘 コアミガメ 椎谷ビレッジ シーサウナシャック 森のサウナREPLUS

▽オーベルジュ的サウナ 北海道ホテル+アヴァント サーマルクライム富士 ume,yamazoe THE HiVE

▽スーパーローカルサウナ 森のサウナオニヴァ

②勝ちパターンの共通項考察

「初期投資はスモールが前提」「(サウナ含めた)コンテンツ価値化の芯を食っている」「中の人が面白い」「ターゲットと同世代の運営(若者系)」「つくり手、運営、利用者が同世代でシンプルかつフラットに共感し繋がってる」「SNSでファン送客成功」「イベント定期開催(アウフギーサーのタレント化)」「空間がコンクリート+木でシンプル」「マネタイズポイントは貸切と宿泊」